ドライフィルムは回路パターンを形成するための感光性樹脂である。このドライフィルムを銅薄膜フィルム、及びITOフィルムなどの両面に貼り合わせる装置がドライフィルムラミネーターである。Roll to Roll ドライフィルムラミネーターはITOフィルムを巻出し、ドライフィルムの離型紙を剥離しながら、ラミロールでフィルムに熱をかけながらITOフィルムの両面にドライフィルムを貼り合わせ、巻き取る。
ITO面は少しでも傷がついてしまうと製品として使用できない。そのためフィルムの搬送時にロールの接触およびフィルム同士がこすれて傷がつかないようフィルム搬送、および巻き取り方法を工夫してある。
Roll to Roll ドライフィルムラミネーターはドライフィルムを貼り合わせる前にワーク付着したゴミをとる目的でクリーニングロール(粘着ロール)を内蔵している。
ドライフィルム貼り合わせ後の巻き取りは曲率半径を大きくさせ、さらにITOフィルム巻き取り時にこすれて傷がつかないよう工夫してある。
近年配線の集積度があがり、線幅が細くなり要求が高い。
その要求を満たすためドライフィルムなども薄くなっている。薄くなると従来の方法ではドライフィルムと基材との接着力が要求を満たさなくなる。
気泡や、貼り合わせ強度がたらず、後工程で問題になる。
そこで、当社では接着力アップのためプラズマ処理装置やその他装置をオプションで追加できる。